ウィッグカットのおはなし:カットの基本編

投稿者 : 仔ドラ on

仔ドラダイナミック!(「゚Д゚)「


というわけで初代宇宙刑事の変身ポーズを習得している仔ドラさんですこんにちは(「゚Д゚)「
前回の記事でウィッグカットの基礎に関する記事を一括でまとめようと思っていたものの、用意する道具とブロッキングの説明だけで結構な情報量になってしまい、やむなく基本編は二部作になりました(´・ω・`)
今回は二種のハサミを使って実際に切ってみるとともに、切るときの注意点やブロッキングの効果を紹介しようと思います。
ちなみに、今回の記事に乗っている基本技術だけ体得すれば、とりあえずの簡単なカットぐらいはできるようになるので練習してね!( ゚∀゚)



さて、とりあえず用意しましたのは前回の記事でブロッキングしたウィッグです。
前回も記載した通り、ブロッキングをするのは万が一やらかしちゃったときのために被害を少なくするための手段です。
なので、基本的には下(内側)の髪からカットしていきます。

具体的には写真の赤丸の部分の髪です。

さて、では実際にカットしていくわけですが、まずは普通のハサミの使い方から。
工作用のハサミで切るのと違い、基本的に地面と水平の角度でカットしていきます。
また、髪は軽く柔らかいため、一度にたくさん切ろうとすると切っ先の方向へ逃げてしまいます。
なので、基本は毛量を少なく取り、第二指と第三指で挟んで固定して、自分の指をガイドにしてまっすぐカットします。

この赤いラインのところをまっすぐ切るイメージです。
最初のうちは自分の指を切りそうで怖いと思うので、ちょっとづつ慎重に切りましょう。
怪我しないでね(´・ω・`)

ちなみに、撮影用に手袋を着用してますが、実際にこれやると滑りまくるので素手でやりましょう(「゚Д゚)「


切りました。
手袋に細かい毛が付いてるので枝毛っぽいのもありますが、実際には綺麗に切れてます(´・ω・`)
綺麗に切るコツは『手に取る毛量は少なく』『切るときもちょっとづつ慎重に切る』の2つです。
特に、毛束を纏めて一回で切ろうとすると毛が切っ先側へ逃げてしまって長さがまちまちになりやすいので、慌てず騒がずちょっとづつ切ってください。
慣れるとこのぐらいの切り方なら大丈夫、というのが見えてくるので、練習用ウィッグを用意していろいろ試すのおススメします(「゚Д゚)「


では実際に、毛量をたくさん取ってしまった&横着して一度にたくさん切ったらどうなるかを試してみます。

さっきの2~3倍ぐらいの毛束を用意しました( ゚Д゚)
これも赤線でマークした指のラインに沿ってまっすぐ、ちょっとづつやらずに一気に3回ぐらいでカットしてみます。

毛先がガッタガタですね!( ゚Д゚)
実際にやってみるととてもわかりやすいですが、毛束の量が多いとハサミを動かすたびに毛が逃げてしまうので、ものすごく切りにくくなります。
切りにくいうえに仕上がりもガッタガタと何一ついいことないので、欲張らずにちょっとづつ切りましょう(´・ω・`)


毛束が逃げるんなら、掴めばいいんだろ!(「゚Д゚)「

どっかの砂漠に初めて降り立ったパイロットのごとく、毛束を挟むのではなく大胆に掴んで切ればいいのでは?(´・ω・`)
と、思う人がいるかもしれないので実際に試してみます。

切れなくはないですが、ご覧のようにだいぶ男前な切り口になります(´・ω・`)
後から切りそろえるという手も無くはないですが、二度手間になるだけなのであまりおススメしません。


さて。最初にハサミは地面と水平に入れる、と説明しましたが
垂直にカットするとどうなるの?(´・ω・`)
という疑問も出てくると思うので早速実践してみます。

このように、水平の時と同じように少量の毛束を挟み、赤線のラインでまっすぐカットしてみます。

これはひどい( ゚Д゚)
最初の正しい例と同じように、少量を丁寧に切ったにも関わらずこの結果です(´・ω・`)
実際にやってみると、力が入りにくく毛がすごい逃げてしまうのでこれだけガッタガタになります。


Q.美容師さんとか縦にハサミ入れてるシーン見るけどあれは?(´・ω・`)

A.俗にチョップカットと呼ばれる技術で、毛先に表情を出す際に用いる高等技術です(「゚Д゚)「
毛先を馴染ませたり、逆に馴染まないようにしてラフな感じにしたりなど、髪質やイメージする髪型に合わせて使用します。
ハサミを入れる角度や深さで様々な表情を出すことができますが、最初っから難しいことに挑戦するのは事故のもとなので仔ドラさんは解説しません(「゚Д゚)「


さて、解説用に色々なカットを試してみた結果がこちらです。

これはひどい( ゚Д゚)
今回の仔ドラさんはわざといろいろな切り方を実践した結果ですが、慣れるまではこういった失敗も決して少なくないと思います。
そしてこれを切りそろえようと何度も試みるうちに予定より短くなって取り返しのつかないことに……(;゚Д゚)
なんてことも出てくるかもしれません。
そんなときに生きるのが、ブロッキングです。

このガッタガタの後ろ髪の、上半分。赤丸部分のブロッキングを解くと……。

あら不思議、ぱっと見は綺麗に(「゚Д゚)「
もちろん、上から切ってない毛を被せただけなので失敗した事実は消えませんが、見た感じはごまかす事が出来ます。
これをブロッキングせずにやっていたと考えると……オソロスィ(´・ω・`)
なので、カットを試みる際はブロッキングを(できれば8ブロック式で)必ず行う、下側(内側)の髪から切る。この二つを徹底する事で、事故のダメージを最小限にする事が出来ます。


ここまで読んで『まっすぐ切れる気がしねぇ……(´・ω・`)』となってしまった方もいると思いますので、指を使わずにまっすぐ切れるお手軽カット方法もいくつかご紹介します。

・その1:テープを使う
身近な道具であるOPPテープや布テープなどを使ってまっすぐ切る方法です。
今回は色的にわかりやすいように、クラフトテープ(俗にいうガムテープ)を使用してみます。

このように切りたいラインにテープを貼って固定します。
ちなみに上の方の曲がってる毛はテープに張り付いてません。
必ずコームやブラシで毛をまっすぐにしてから貼ってね!( ゚Д゚)

テープを張って固定したらテープの上側をガイドラインにしてカットしていきます。
当たり前ですがカットしたいラインの下側にテープを貼ってください。上に貼ると後が大変やで(´・ω・`)

実際に切ってみると、かなり綺麗にカット出来ました。

なお、今回はクラフトテープを使用していますが、ウィッグへの粘着力や相性を加味するとあまりおススメしません。
身近なテープ類でいろいろ試してみた結果、以下のようなランキングになりました( ゚∀゚)
1位:OPPテープ(透明テープとも呼ばれる)
2位:布テープ&養生テープ
3位:クラフトテープ&マスキングテープ
あくまで仔ドラさんの個竜的感性に基づくランク付けですので、人によって結果は変わると思います(´・ω・`)


・その2:コームを使う
これは用意した道具を無駄なく使う方法です。仔ドラさん的には毛量多めのウィッグにおススメです。
まぁ仔ドラさんは指の方がやりやすいので使いませんが( ゚Д゚)

ウィッグの根元からコームで髪を梳かし、カットしたいところに到着したらコームを止めます。
そのまま、コームをガイドラインにして、赤線のところをカットしていきます。

切ってみるとこんな感じです。

どちらの方法も指に比べて髪が逃げにくいのと、怪我の心配がないので、どうしてもまっすぐ切れない方はお試しください。




さて、ここまではひたすらまっすぐ切る方法を解説してきましたが、このままだと全部の髪の切り口がぱっつんだけになってしまいます。

一部を引っ張ってみました。ぱっつん好きな人はこれでいいかもしれませんが、自然な感じに馴染ませたい人もいると思います。
ここでようやく登場、梳きバサミ!( ゚∀゚)<マタセタナ!
こいつで毛先を中心にザクザク梳いてやる事で、毛先のぱっつん具合を自然な感じにする事が出来ます。

まず最初に、梳きバサミの切り方の基本は地面と垂直にカットすることです。
普通のハサミは横向きですが、梳きバサミは縦に入れる方が切りやすい&綺麗な切り口なります。

なので、このように毛束を縦に取り、根元から毛先へ向けて複数回カットします。
写真は重力に惹かれて毛先が落ちてますが、実際に梳きバサミで切るとちゃんと地面と水平になる=縦にハサミを入れられるのでご安心ください。
また、綺麗になじませるコツは先端にいくほどハサミを入れる間隔を短くすることです。
こうする事で、毛先に近づくほど長さがまちまちになり自然な感じになります。

さて実際にザクザクやってみました。

この状態だけ見るとあまり減った気がしないので、もう一度ザクザクしたくなるかもしれません。
だが待たれよ!( ゚Д゚)
実はこの状態、梳きバサミで梳いた細かい毛がたくさん絡まっています。そのため、実際よりも毛量が多く見えます。
なので、梳きバサミでカットした後は必ずコームで髪を梳かして、絡まってる毛を落としてください。

さっきの毛束にコームを一回通しただけでこれだけの毛が取れました( ゚Д゚)
ちなみに、一回で取り切れないことも多々あるので、細かい毛が無くなるまで何度か梳かしましょう(´・ω・`)
そのうえで梳き具合が物足りなければ、もう一度カット、というのが基本になります。

そんなわけで、さっきの毛束を綺麗にしたものがこちらです。

このウィッグは毛量が少ないのであまりたくさん梳いていませんが、毛先を中心に自然な感じに馴染んだのがお分かりいただけると思います。
毛量が多いウィッグほどより自然になじませる事が出来ますが、出所不明な工場製の無料ウィッグなんてこんなものです(´・ω・`)


さて、前回に引き続き情報量の多い記事となってしまいましたが、いかがでしょうか?
使っている道具、技術共にすべてカットの基本の部分だけですが、冒頭にも書いた通りこれだけできれば簡単なカットぐらいはできるようになります。
チョップカットのような技術やデザインカットなどは全て、これらの技術の応用になります。
とはいえ、そんな応用技術を使っても参考にならないと思うので、次回以降はこの基本技術だけを使って、実際にウィッグをカットしてみようと思います(´・ω・`)
ちなみに、次回以降に使用するのは工場製ではなく仔ドラさんが国内のお店から買ったものになる予定なのでご了承ください。



工場のウィッグ毛量少なくてカットしづらいねん……(´・ω・`)

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