爆熱!仔ドラフィンガー!!(「゚Д゚)「
相手はドール沼に沈む(「゚Д゚)「
というわけですっかりラブドール業界のアイドルとして定着した仔ドラさんですこんにちは(「゚Д゚)「
以前の記事でEVO骨格の構造や可動域を徹底解剖してみたところ、たくさんのコメントをいただくとともに『ももプリの骨格も見たいです!』というリクエストをいただいたので、今回はそれに応える形で、また二記事ぐらいに分けて解説していこうと思います。
※今回の骨格は発注ロット的に、工場移転前に製造されたモデルの骨格です。現行モデルとは細部が異なる恐れがあります。

ついにこの箱の封印を解く日が来たか……(「゚Д゚)「
ちなみに今回使用する骨格は、仔ドラさんのファンの方から奉納されたもので、写真ように封印されて送られてきました(実話)
まぁ仔ドラさんのTwitter見てる人はご存じの通り、とっくに封印は解いて事前調査してあるんですけどね!( ゚Д゚)
というわけで、全体像はこんな感じです。

ぱっと見の構造はEVOとほとんど変わらないですが、細部に特徴が表れています。
細かくは追々。
なお、この頂いた骨格は背骨の旋回構造の部分が破損してしまった骨格らしいので

こんな感じで上半身と下半身に分かれています。
なので、立たせて撮影すると危険なので、今回は地べたに置いて撮影しようと思います(´・ω・`)
そんなわけで上から順番に、まずは首の骨格から。

なにこれ首がチューブ状になってるんですけど( ゚Д゚)
破損に対する耐久度とか自然な曲がり角度とか、首に触れたときの肉越しの感触とかにこだわってるのかしら?(´・ω・`)
というわけで早速曲げてみましょう。

曲がんねぇ……!( ゚Д゚)
骨格で曲げてみるとびっくりするぐらい曲がらないので、心配になってサンプルのモデルを曲げてみました。

あれ、普通に曲がるやん(´・ω・`)
この現象については仔ドラさんの仮説の域を出ませんが、骨格も現行サンプルも触れた感じや曲げた感じは同じような関節だと思いました。
実際、骨格の方も実際はもっとしっかり曲がりますが、手を離すとゆっくりさっきの位置まで戻ってきてしまいます。
なので、実際には素材の圧によって曲がり具合がキープされているのではないかなと思います。
あくまで仮説です。もしかしたら首の構造が変わったのかもしれない(´・ω・`)
さて続いて肩の上下関節をチェック。

EVOと比べると肩の前後機構がない代わりに、接続ボルトが大きくて頑丈そうですね!( ゚∀゚)
さてこの肩関節がどのぐらい動くか、上下に動かしてみましょう。

肩をすぼめるとかそんなレベルじゃねぇぞ( ゚Д゚)
実際は肉があるのでこんなに動かないとは思いますが、可動域がやべぇと思いました(´・ω・`)
やたら動く肩の上下関節はスルーして、今度は肩の関節を見ていきましょう

こっちもEVOに比べて可動部分がでっかくて頑丈そう!( ゚∀゚)
ちなみにEVOの時と同様に

この写真の赤丸の部分が旋回する機構になっているので、ここで腕を前後に動かしています。
ではこの関節がどのぐらい動くか試してみましょう。
ちなみに、地べたで撮影してる関係上、正面からは撮影できないので上から撮影します。

相変わらず人体よりフレキシブルに動く肩関節である( ゚Д゚)
上からなので少々わかりにくいかもしれませんが、胴体をひねらずに肩だけで腕をこの角度にするのは、普通の人にはたぶんできないと思います。
お次は肘関節の構造ですが、あまり話すべきところもないのであっさりいきます。

まず全体の構造は、この通りいたってシンプルな構造。
ちなみに、肘関節にも旋回機構があり

この赤丸の部分が回るようになっているので、肘から先の角度も自由に変えられます。
といっても直接捻るのは相当な握力が必要なので、肘を90度に曲げてから捻る事で一般人でも角度が変えられます。
では肘がどのぐらい曲がるか見てみましょう。

コメントに困る曲がり具合( ゚Д゚)
まぁだいたい人体と同じぐらいに曲がります。
ちなみに、逆方向に曲がらないようにちゃんとストッパーが付けられているので、その辺も人間と同じような構造になっています。
最後はこちら、手首と手のひらの構造。

なにがすごいってEVOと違って手のひら(指ワイヤーの接続部分)がちゃんとプレートでサンドイッチされて抜けにくくなってるところです(「゚Д゚)「
EVOの場合は穴に引っ掛けてあるだけでしたが、これはちゃんとプレートの中を通ってるので抜けにくいのではないかと思われます(推測)
そして、手首にもちゃんと旋回機構があります。

この赤丸のところが回るので、手のひらクルクルさせることも(構造上は)出来ます( ゚∀゚)
手首の関節可動域はこんな感じです。

EVOよりは若干おとなしい感じですが、人間よりはよく曲がると思います。
そして何より、一番注目してもらいたいのがここ。指のワイヤーの先端部分。

このように、ワイヤーの先端がくるんと丸くなっていることにより、指ワイヤーが指先を突き破る危険が少なくなっているのだ!(「゚Д゚)「
ついでにワイヤーの根元から2/3ぐらいまでチューブ状の金属で補強されてて、折れにくくなってるのもポイント。
この構造は仔ドラさんも初めて見たとき感動しました。ちゃんとこういう、他社でよく報告される部分を改善してるのがこのメーカーのすごい所だと思います。
といった感じで、ももプリ骨格の上半身の解説をしてきましたが、いかがでしょうか?
仔ドラさん的には、EVOに比べて全体的に骨太&関節の接続部分が大型なので、頑丈そうな印象を受けました。
余談ですが、仔ドラさんが以前にももプリの製造元に送るユーザー様からの要望書をまとめたときに、指関節をワイヤーでなくて骨格があるものにしてほしいというご意見をいただきました。
で、実際にWM Dollからではありますが、TPEで(たぶん)初となる指骨格オプションが登場したようです!( ゚Д゚)
とはいえ、詳細を見てみると140cm以下のモデルは指が細すぎて入れられないとのことなので、ももプリには難しい可能性……(´・ω・`)
これはもう技術の進歩を待つしかないと思いますので、気長に待ちましょう。
というわけで、次回はポッキリ折れてる胴体の旋回構造部分から、下半身部分の骨格を解説していきたいと思います。
>いちごミルク 様
いただいたリクエストには可能な限り応える仔ドラさんです(「゚Д゚)「
とりあえず新ヘッドのうちの一つは先週末に完成連絡が来てるので、他のも併せて近々到着するのではないかという見通しです(担当のチェックを通れば)
ついにももプリの骨格が!普段は見えないとこなので詳しく解説いただけてありがたいです~
新ヘッド6月までにとのことで!めっっちゃ楽しみにしてますぞ!