ロードローラーだ!(「゚Д゚)「
ラスボスの必殺技的ポジションなのに、そこいらにあったであろう重機をぶつけるとかいう力技を採用するあのセンスが好きな仔ドラさんですこんにちは(「゚Д゚)「
前回の記事ではバンスを使った、比較的簡単にできる結い上げ風ポニーテールを紹介しましたがいかがだったでしょうか。
動画で解説してほしいという意見もありましたが、実現するには時間が掛かると思いますので期待せずにお待ちください(´・ω・`)
さて、今回は普通のロングのウィッグを文字通りポニテとして結い上げる方法をご紹介します。
が、工場産の毛量が少ない&取り出しただけで毛先が絡まるウィッグを使用しているうえに、保管の関係上、仕上げのヘアスプレーもなしで結い上げたので、あまり綺麗には仕上がっていません(´・ω・`)
とはいえやり方は同じなので、そのあたりには目をつぶって記事をご覧ください。
というわけで、今回はロングのウィッグを結い上げるわけですが。
前回もちょろっと書いたように、難易度的にはハードコアとかマッドハウスとかそういうジャンルに入るので、習得したい方は頑張って練習してください(「゚Д゚)「
【用意するものはこちら】
・ウィッグ本体(今回はももプリの13ウィッグを採用)
・リング型のヘアゴム(無くてもいいけどある方が楽です)
・ひも状のヘアゴム(使う前にいい長さに切りましょう)
・ダッカールピン
・コーム
・逆毛用コームor歯ブラシ(仔ドラさんは使いませんが苦手な人は用意すると楽です)
・セット用ヘアスプレー(記事内では使わないので写してませんが、あると綺麗に仕上げられます)
今回は仕上げのカットなどを必要としないのでハサミなどは不要です。
また、前回同様、出来上がりのイメージをしっかり持つためにドールヘッドに被せて作業する方がきれいにできるのでおススメです。
というわけで、結い上げるロングウィッグをドールに被せます。
新品なのに取り出しただけで毛先が絡まってうねってる件について(「゚Д゚)「
これだから工場ウィッグは……(´・ω・`)
ちなみにこの時、つむじの高さがちょうど、自分の胸ぐらいの高さに調整すると結うときに楽なので、高さを調整できる環境のある人はやってみてください。
さてポニテといえば
長い髪をこう、下からグワッ(「゚Д゚)「
っと持ち上げるイメージがあるかもしれませんが、ウィッグでそれをやるとものすごく汚くなります。
前回の記事でもちょろっと触れましたが、人間と違ってネットから下向きに毛が生えているため、ネットが透けたりしてしまいます。
なので、ウィッグでポニテを結うにはちょっとした技術が必要になります。
というわけで、透けさせない&綺麗に結うためにまずはウィッグを5つにブロッキングします。
まずは横の髪と後ろの髪を分離します。
この時写真の赤線のように、つむじの部分から斜め後方のラインから前を横髪として分離します。
もみあげ多くない?(´・ω・`)
と思う方がいるかもしれませんが、この横髪の一部は仕上げに使いますので、ある程度多めにとってしまって大丈夫です。
これを左右で同じ量を確保してください。
次に、後ろ髪を上中下の3段階にブロッキングします。
まず第一段階、一番上のブロックは、つむじからこめかみあたりの毛を一直線に確保します。
この段階に限った話ではありませんが、後ろ髪のブロッキングをする際は根元から15cmほど間隔を空けてゆるい三つ編みにしておくと毛先が絡まりにくいのでおススメです。
三つ編みの仕方が分からないって人は仔ドラさんに言ってください。記事にします(´・ω・`)
上段がブロッキング出来たら、次は中段を作ります。
第二段階、まん中のブロックは先ほどのこめかみラインから耳の付け根辺りまでの髪を確保します。
毛量の都合上、写真は少々多めに確保していますが、毛量がしっかりあるウィッグならもう一段上のラインで区切っても大丈夫です。
中段もブロッキング出来たら、最後に下段を作ります。
第三段階の下段は残った毛を全て集めます。
全部まとめるとこんな感じになります。
この時ぼさぼさだったり届いてない毛があったりしますが、気にせず作業を進めます( ゚Д゚)
さて、後ろ髪を三つに分けたらいよいよ結い上げ作業に入ります。
まず、一番上のブロックの根元を紐ゴムで束ねます。
紐ゴムを使った束ね方は前回の記事で紹介してますので、そちらをご覧ください。
この一番上のブロックを束ねた位置が、最終的にポニテを結ぶ位置になります。
あとから調整は効かないので、このタイミングで一番ポニテ萌えする位置に束ねてください。
ちなみに仔ドラさんは高めが好きです(「゚Д゚)「
続いて中段部分を結い上げるわけですが、その前にここで一度ネットの透け対策をします。
真ん中の段の毛の根元、左右のサイドの赤丸ぐらいの位置の毛を逆立てて、ネットが透けないように加工します。
ちなみに、それほど広い範囲を逆立てる必要はありません。
だいたい指2~3本ぐらいの幅で大丈夫です。
逆立てるのが難しい、苦手、という方は逆毛用のコームを使用するか、歯ブラシでやると簡単にできるのでお試しください。
逆立てすぎてぼっさぼさやん(´・ω・`)
と思われるかもしれませんが、ここは最後の仕上げで隠す事が出来るので、表面からガシガシやって大丈夫です(「゚Д゚)「
左右両サイドの根元を逆立ててネットが透けないようになったら、最初に束ねたところに持ち上げて同じように束ねます。
この時、最初に束ねたゴムは外したりしなくて大丈夫です。上からそのまま束ねてください。
変に外そうとしたりすると事故ります(´・ω・`)
横から見るとこんな感じでかなりごちゃごちゃしてますが、透け防止なので我慢してください。
あとで隠せばよかろうなのだ( ゚Д゚)
最後に一番下のブロックも同じように束ねるわけですが、ここでも透け防止に一部を逆立てます。
ポイントは襟足のうち、束ねたときに内側に巻き込む部分だけを逆立てる事です。
写真でいえば青丸の部分です。
また、毛束を持ち上げながら逆立てをすると、毛の流れが上向きになって束ねやすくなるのでおススメです。
逆立てが終わったら、同じように持ち上げて、すでに束ねてある髪に合体させます。
ここまでで都合、ゴムが3重になってますが気にしないでください。
仕様です(´・ω・`)
また、側面も後ろもボサボサになってますがこの段階では放置します。
さて、ここまででポニーテールのベース部分は出来上がったので、いよいよ仕上げに入ります。
まずは最初に分離したサイドの髪を2つに分けます。
このうち前の側がもみあげ、後ろの側がボサボサの部分を隠すための髪になります。
そのため、今回はもみあげ細めにして隠す髪を多めに取ろうと思います。
後ろに回す髪ですが、そのまま束ねてしまうと根元のあたりが透けてしまうので、根元の毛の内側の部分を軽く逆立てます。
両サイドの毛を同じように前後に分け、根元を逆立てたらいよいよ束ねます。
束ねる時にまっすぐ引っ張ってしまうとネットやヘッドが透けてしまうこともあるので、少したゆませるイメージで毛を運びます。
こうする事で透け防止の他に、仕上がりがきれいになるというメリットもあります。
なお、この写真はイメージしやすいようにかなりゆるっとたゆませてるので、実際はもうちょっと引っ張ってください(´・ω・`)
さて、両サイドをいい感じにたゆませたらいよいよ最後の仕上げです。
前回のポニテ同様、ここで束ねた形が完成の形になります。
なので、両サイドをしっかり確認して、ボサボサの逆毛が見えていないか、ネットが透けていないかなどを確認してください。
見えてしまっている場合は、先ほどたゆませて持ってきた髪を使ってうまく隠しましょう。
両サイドで例の猫が出てきたら、最後に頭頂部もチェックします。
こちらはネットの透けなどはまず起きないと思いますが、自分が一番萌える形に束ねましょう( ゚Д゚)
全てチェック出来て大丈夫なら、持ってきた髪を束ねます。
これで大まかには完成ですが、最後にサイドと頭頂部を綺麗に整え、ヘアスプレーで固めるとより一層綺麗になります。
が、仔ドラさんは管理の問題があるので今回はやりません(「゚Д゚)「
また、毛量の都合上側頭部がわりかし露出してしまってるので、仕上げとして残してあった前髪を綺麗に整えて隠します。
最後に絡まり防止の三つ編みをほどいて、出来上がったものがこちら。
だいぶ粗い仕上がりですがご容赦ください(「゚Д゚)「
というわけで、ロングウィッグを結い上げてポニテを作る方法をご紹介しました。
冒頭にも書きましたが、工場ウィッグの品質ではこのレベルの仕上がりが限界でした(´・ω・`)
毛量がある程度あって絡まりにくい、国内店で販売されてるようなコスプレ用のウィッグなどならもっと綺麗に仕上げる事が出来ます。
ポニテの結い上げはかなり難しそうに思うかもしれませんが、今回のようにブロック分けして一つづつ順番に結い上げることで難易度を下げる事が出来ます。
とはいえ、練習しないとなかなか綺麗に仕上がらないので、まずは失敗してもいいじゃない精神でチャレンジしてみてください。
そのうち気が向いたら私物のウィッグでやろうかな……とか思う仔ドラさんである(´・ω・`)
※やるとは言ってない