ウィッグカットのおはなし:実践編(前髪)

投稿者 : 仔ドラ on

仔ドラブルーフラッシュ!(「゚Д゚)「


ちなみに仔ドラさんは黒とか赤の方が好きですこんにちは(「゚Д゚)「
なんで三代目の宇宙刑事だけ色がついてるんだろうと不思議に思うけど多分大人の事情やろ(´・ω・`)
というわけで、前回の記事では後ろやサイドを基本技術だけ使ってかとしてみましたが、今回はウィッグでおそらくもっとも重要であろう前髪のカットに取り掛かろうと思います。
思いますが、凝った前髪の形は作りません。あくまで基本技術だけでいい感じにできるカットを実践してみようと思います。



というわけで、今回用意したウィッグがこちら。

コスプレ用&加工前提のウィッグなので前髪がかなり長いですね( ゚Д゚)
ちなみに今回は、工場産でも使い古しでもなく、国内のお店で買ったばかりの新品です。
櫛通りがよくなるように事前に柔軟剤に薬漬けだけしてあります( ゚∀゚)

後ろはこんな感じです。
後ろやサイドはいい感じの長さなので、特にカットはせず、絡まり防止に軽く毛先を梳くだけにする予定です。


さて今回の前髪をどんな感じにするかのイメージを決めようと思います。
当たり前ですが、最初にゴール地点を決めてからどうやってカットするかのプランを立てないと事故ります(´・ω・`)
今回のウィッグは、仔ドラさんとこのももプリの子に使ってもらう予定なので……。
アニメとかでよく見る眉とか目が透ける感じの前髪にしようと思います!( ゚∀゚)


というわけで、まずは基本に忠実にブロッキングを施します。
前述した通り、後ろとサイドの長さはいい感じなので、今回は毛先だけ梳いていきます。
ちなみにそのあたりのことは前回まとめたので今回は端折ります( ゚Д゚)


さて、後ろとサイドの処理が終わったら、いよいよ前髪に手を付けます。
今回の目指すイメージに添うように、なおかつ定石通りイメージより長めのラインをカットする必要があるので

まずはこの赤線のラインでカットし、目にかかる部分を多めに梳いて毛量を少なくする→いい感じに透けるようにしようと思います。

カットの方法は後ろやサイドと全く同じです。
普通のハサミで真一文字にカットしてぱっつんにした後、毛先を中心にしっかり梳いていきます。

終わりました(「゚Д゚)「
手順端折りすぎちゃう?(´・ω・`)
って言われるかもしれませんが、やってることは他の記事でまとめたことと同じです。
前髪は難しそうと思われがちですが、これは毛先の表情を出そうとしたり難しいことにトライするから難しくなっているだけです。
基本技術だけでやるなら結構簡単です。
まぁ事故ったときの被害が大きいのはあるけど(´・ω・`)

さて、スチロール製のウィッグスタンドで見ると長さはいい感じ、透け具合が甘いかな?という印象です。
が、ここで大事なのが『ウィッグスタンドとドールヘッドは形も大きさも違う』というところです。
後ろやサイドでもそうですが、こんな感じかな?と思ったところで一度、ドールにも被せてみることが大事です。
というわけで、近くにいたサンプルのほいっぷをテストに使ってみます。

あれ、思ったより長い……?(;゚Д゚)
撮影用に少々横に流してますが、まっすぐ下ろすと顎ぐらいまでの長さがあります。
これが試しに被せてみることが大事な理由です。
仔ドラさんの使っているスタンドだとちょうど鼻ぐらいまでの長さだった前髪も、ドールにかぶせるとこんなに変わります。
なので、仔ドラさんは前髪カットするときは必ずテストしながらカットしています。
後とサイド?めんどいのであんまりやりません(´・ω・`)
※仔ドラさんはあんまりやりませんがやるほうが無難です


さて、ドールに実際に被せたときとスタンドに被せてるときとの差がだいたい分かったので

この赤線のラインの長さにカットしたいと思います。
仔ドラさんの読みによればこのラインでカットすればちょうど毛先がアイにかぶるぐらいの長さになるはず(「゚Д゚)「
ちなみにこういう計算が苦手な人は、ドールに被せた段階で切りたいラインにヘアピンを付けるなど、目印をつけて対処してください。

というわけで、想定ラインでカットして毛先をかなりしっかりと梳きました。

スタンドの状態だとただの失敗作にしか見えないなこれ(´・ω・`)
しかし、先ほど見て頂いた通りドールに被せた場合とスタンドに被せた状態では全くイメージが異なるので、これもドールに被せてテストしてみます。



どやぁ( ゚Д゚)
というわけで、だいたいイメージ通りの長さ&いい感じにアイが透ける程度の毛量になりました。
あとはまっすぐ下ろした前髪をいい感じに分けて

はい完成(「゚Д゚)「
ちなみに仔ドラさんは前髪は長めが好きなのでこんな感じの長さにしてますが、実際にチャレンジするときはお好みで調整してください。



そんなわけで、あくまで紹介した基本技術のみで前髪をカットしてみましたがいかがでしょうか?
もちろん前髪に表情を出すために、アイの上だけ短くしたり斜めにカットしたりという技法もありますが、基本技術だけでも割といい感じにカット出来ます。
仔ドラさん的には生兵法でデザインカットして大怪我するぐらいなら、基本のカットだけしてワックス等で調整する方が安全だと思います(´・ω・`)

ちなみにウィッグカットについては一部の美容院などで受けてくれるお店もあるので、本格的なカットはプロにお願いする方が圧倒的に綺麗で丁寧に仕上げてくれます。
でも前回の記事にもコメント頂きましたが、自分でカットする方が経済的にもお手軽ですし、何より愛着がわきます。
本格的な技術はさておき、仔ドラさんが紹介した基本技術だけなら根気よく練習すればほとんどの人は体得できると思います。


さぁみんなも怖がらずにレッツトライ(「゚Д゚)「

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