仔ドラクラッシュ!(「゚Д゚)「
赤い宇宙刑事の必殺は斬撃なのにクラッシュとはこれいかにと疑問を隠せない仔ドラさんですこんにちは(「゚Д゚)「
さて前回、前々回とウィッグのカットの基本技術を紹介してきたわけですが、今回からは実際にどんな感じにカットしていくかを実践してみようと思います。
なお前もってお伝えしておきますが、今回は仔ドラさんの私物のウィッグを使用しております。
いつもなら工場のウィッグを使いますが、工場製は毛量が少なすぎて使いにくいので……(´・ω・`)
また、今回は前回、前々回で紹介した基本技術のみでカットを進めていく予定です。
というわけで、こちらが仔ドラさんが用意したウィッグです。

仔ドラさんとこの子がかれこれ一年ぐらい普段使いしてるウィッグです(「゚Д゚)「
一年も普段使いしてるわりに綺麗じゃない?(´・ω・`)
と思う方がいるかもしれませんが、国内のお店で4~5000円ぐらいのウィッグを買って大事に手入れしてきた結果です( ゚∀゚)

しかしながら普段寝かしで保管してるせいもあり、よくよく見ると毛先がわりかし傷んでます。
繊維がこういう感じで傷んでしまうともうどうしようもないので、今回は後ろ&サイドの痛んだ部分をカットしてウィッグを復活させようと思います。
ちなみに前髪は特にダメージを受けてないので、今回は放置します(´・ω・`)
では早速、基本編で紹介したブロッキングを行います。

今回は仔ドラさんがよく使う5ブロック方式でやっていきます。
ブロッキングは以前に解説したので詳細は省きますが、基本に則ってブロック分けした一番下の部分からカットに取りかかります。
さて、実際にカットしていくわけですが、ここで注意点。
カットする際に大事なのは、自分のイメージしてる長さよりも長めにカットすることです。
料理は足し算という言葉もありますが、カットは引き算です。一度切った部分を元に戻すことは出来ません(´・ω・`)
仔ドラさん調べでは一番多いやらかしが『思ったより短くなってしまった』です(「゚Д゚)「
なので、イメージするラインより長めにカットして、長ければ後で調整、という方法が無難です。

今回の場合、コームを当てている赤線のラインでまずカットしようと思います。
コームの上の赤丸部分にも若干傷んだ毛が散見出来ますが、これは梳いた後も残るようなら個別にカットします。

というわけで、基本通りまずは真一文字にカットしました。
そして基本で紹介したのと同じように、毛先を馴染ませるために梳いていきます。

梳くとこんな感じになります。
今回は毛量を減らすことではなく毛先を馴染ませるためだけの梳きなので、根元にはほとんど触らず毛先だけ梳いています。
後ろ髪の下段ブロックが終わったので、今度は上段ブロックに取り掛かります。
この時、上段をおろす前に下段の毛を纏めておくと、間違えて切ったりしないので安心です。
また、今回はツーブロックなどにせず、後ろから横の長さを全て統一する予定です。

こういった切り方をする場合のコツは、すでにカットした髪の長さを基にこれから切る髪のラインをイメージする事です。
写真の赤矢印の部分がまさにそれです。今回は撮影のために真ん中を分けてラインをイメージしましたが、やりやすい方法でいいと思います(´・ω・`)
先述した通り一度カットした髪は戻せないので、ハサミを入れる前にしっかりとどのラインでカットするかをしっかりイメージしましょう。
そんなわけで、イメージしたラインでカットしてみました。

あくまで基本に忠実に、実際に切りたい長さより少々長めにカットしています。

寄って見ると奥より手前が若干長いってのがわかりやすいね(´・ω・`)
あとはここから長さを微調整して、同じように毛先を馴染ませます。

結構がっつり梳いたのでダッカールピンが透けてるけど気にしない!( ゚Д゚)
ちなみに梳き具合に関しては正解というのがないので、お好みで調整してください(´・ω・`)

というわけで、下段の毛束も解いてみました。
やりすぎたかと見せかけて合体させると結構いい感じになっていますね!( ゚∀゚)
さて、後ろ髪のカットが終わったので、今度はサイドのカットに移ります。
と言っても、やる事はここまでと同じです。

後ろ髪を束ねる前に、まずは長さを確認してカットするラインをきっちりイメージします。

イメージ出来たら、カット済みの後ろ髪を巻き込まないように束ねておきます。
あくまで巻き込まないのが目的なので、しっかりブロッキング状態に戻す必要はありません。
めんどくさいしね(´・ω・`)

そして、まずは真一文字にカットして

微調整してから毛先を梳いて馴染ませます。
カットの方法はあくまで基本技術のみを使用しています。
そんなわけで、左サイドもひとしきりカットし終えたので、後ろ髪をほどいてバランスを確認してみましょう。

ふつくしい( ゚Д゚)
いい感じのバランスになったのを確認出来たので、このまま右サイドも同じ要領でカットしていきます。
なお、やることは同じなので右サイドは端折ります(´・ω・`)
そんなこんなで、前髪以外のカットを終えたものがこちら

なんということでしょう( ゚Д゚)
傷んでる範囲が割と広かったので、結構ショートカット気味にはなったものの、毛先がボロボロだったウィッグがきれいに復活しました。
枝毛はあとでウィッグスプレーとタングルティーザーで梳いてあげれば収まるのでこの際無視してください(´・ω・`)
さて、いかがだったでしょうか?
ブロッキング、まっすぐ切る、毛先を馴染ませる。
この基本中の基本の技術だけでも、後ろやサイドの髪はここまで綺麗に整える事が出来る、という実践記事でした。
でも前髪は難しいんでしょう?(´・ω・`)
とお思いのあなた!前髪もこの基本だけで出来ますよ!( ゚Д゚)
とはいえ、今回のウィッグは前髪は綺麗なのでノータッチのまま、前髪のカットは次回の記事にしようと思います。
>夏純 様
前髪は丁寧にデザインカットしようと思うと結構難しいので、次回の記事では『基本技術しか使わないけど割といい感じにできる前髪』にしようと思っております
あんまり個性的な前髪にする手段ではないものの、参考にしていただければ幸いです(´・ω・`)
前髪はキャラクターの個性がかなりでるので、
カットしたはいいけど、ぱっつんになってしまったり、短くなってしまったり・・・
カット→失敗ってのを繰り返してます
最近は(一応)カット済みのウィッグを購入してますが、
自分でカットできるようになれば、愛着も湧くし、お財布にも優しいですね