保管方法を解説してみた(前編)

投稿者 : 仔ドラ on

汝らの哀鳴、我が威光に掻き消されたリンゴちゃん(「゚Д゚)「

セリフ中にボイス上書きで綺麗にかき消されるゲームあるあるが好きな仔ドラさんですこんにちは(「゚Д゚)「
この年末から来年にかけて新作情報多すぎて時間が足りない予感しかしない(´・ω・`)

さて今回の記事ネタは、仔ドラさんのTwitterの方でチラッと、保管方法に関する話題が出たので採用しました。
というか保管方法とか既に記事にまとめたと思ってた。思い込みってこわい(´・ω・`)
そんなわけで、今回はメジャーな保管の方法はもちろん、メリットやデメリットに至るまで細かく解説しようと思います。
また、写真量や解説文量が多いため、前後編の2回に分けています。ご了承ください。
※実際に書いてみたら前中後編の3回になってしまいました(´・ω・`)



では早速まとめていこうと思います。
ドールの保管については、大きく分けて四種類の保管方法に分類する事が出来ます。
・吊り保管(釣りではない)
・立ち保管(太刀ではない。MHRのSteam版楽しみです)
・寝かせ保管(ネタが思いつかんかった(´・ω・`))
・座り保管(同上)

これらの保管方法にはそれぞれメリット・デメリットが混在し、ある程度おススメ度を付けることは出来ますが、明確な優劣は付けられません。
そのため、基本的に『予算や保管部屋の環境』で自分にとって最適なものをチョイスする事となります。
また、おススメ度の表記については手間や予算などは一切無視し、素材への負担の少なさを評価基準にしています。
なお、記事内で使用している写真は全て衣服を着用したままで保管していますが、実際の保管時は色移りを防止するために衣服を脱がすことをおススメします。
加えて、埃除けとしてシーツやアクリル毛布を使って包んでおくとなおよしです。


【吊り保管】おススメ度:☆☆☆
それなりに準備は必要だけれども、メジャーな保管方法の中では最も素材への負担が少ない保管方法です。
製造工場でも出荷前やメイク待ちのモデルがこの方法で保管されていたりと、メーカーでも推奨される保管方法になります。

まず、吊り保管を行うためには、保管用の道具を用意する必要があります。
それがこちら

・アイボルト(ジョイントの径に合ったもの。今回はよくあるM16規格を採用)
・S字フック(金属製の頑丈な物。柔いのは壊れるぞ)

どちらもホームセンターや通販などで販売されていますので、入手は簡単です。
ちなみに、シリコン製に多い特殊形状のジョイントのモデルは、工場から吊り下げ金具が同梱されています。
専用の物なので、失くしてしまったり破損した場合は代理店に相談しましょう。

では具体的な手順へ。今回は一般的なM16タイプのモデルで解説します。

まず、ドールのヘッドを取り外します。

大抵のモデルはこのように、首の中にM16規格のねじ切りがされています。
なお、Piper Dollを筆頭とするシームレスモデルの場合は、首が外れない代わりに頭頂部にねじ切りされていますので、そちらを使用します。

この部分に、先ほど用意したM16のアイボルトを接続します。
近くのホームセンターで買ってきたけど、ゴツいなこのアイボルト(´・ω・`)
そしてこのアイボルトの穴にS字フックを取り付け

このように大型のハンガーラックなどに吊り下げて保管します。
ちなみに、今回は里帰りの際に『これ要らないからついでに引き取ってくんない?(´・ω・`)』という事で引取った、某国内メーカーで昔販売されていたらしい吊り下げラックを使用しています。
多分今は販売されていないので、市販品の場合は重量ハンガーラック(耐荷重の高いハンガーラック)を使用することになると思います。

この時のポイントは、この写真のように足が床に接地しない高さに吊ること。
足が接地してるとあまり意味がないですし、接地しないように関節を曲げると余計な負荷がかかるので、十分な高さに吊るしましょう。
取り外したヘッドに関しては、クッションの上などに載せて個別に保管してください。

この吊り保管のメリットは、ドールの重量の全てを内部の金属骨格だけで支えてくれることです。
そのため、素材への負荷を最小限に抑える事ができ、他の方法に比べて劣化が起きにくいことにあります。
デメリットとしては、数十Kgを支えられるハンガーラックは大型のものが多い(スペース、価格の問題)こと。
そして、毎回頭を取り外すのが若干面倒という点です(特に旧式のネジ式接続タイプ)
あとは、見た目があまりよろしくないことというのも人によってはデメリットかもしれません。
実際に吊るしてみるとこんな感じになります。

あ、これでっどばいなんとかで見たことあるやつ( ゚Д゚)
ちなみに、吊り下げフックの位置が2m弱ぐらいの高さにあったので、実際にドールを肩に担いでから引っ掛けるとかいう動きになりました。完全にきらー(´・ω・`)

【吊り保管のまとめ】
・素材への負担が一番少ない
・短気はもちろん、長期保管に最適
・ハンガーラックの無い人は初期投資と部屋のスペースが必要
・見た目が完全に肉フック



さて、続いては立ち保管……を紹介すると長くなるので、寝かし保管をご紹介します。

【寝かし保管】おススメ度:☆☆
準備はほとんど必要なく、ベッドやオフトゥンに寝かして保管するシンプルな保管です。
寝かしての保管なので、他の保管方法に比べて転倒や落下といった危険がほぼ無いことがポイントです。

その名の通り寝かして保管するだけなので、やり方はとってもシンプルです。
保管時は余計な負担を避けるために、仰向けでの保管を仔ドラさんは推奨します。
※うつ伏せはバストに、横向きは腕や肩の骨に負荷がかかる恐れがある

さっきの吊り保管のせいで祭壇に捧げられた生贄にしか見えないのだが( ゚Д゚)
この通り仰向けに寝かせれば保管そのものは出来ますが、この状態で放置するのはあまりおススメしません。
なぜかと言えば、ドールの体形は人間同様に、ヒップが一番突き出た形になっています。

そのため、このまま放置してしまうとヒップの部分に自重で圧がかかってしまい、本来赤線のラインが潰れてしまい、青線のような形状に凹んでしまう恐れがあります。
これはスプリングの内蔵されたベッドなどでも発生してしまう可能性があるので、必ず対策が必要となります。
手っ取り早いのは低反発or高反発のマットレスを敷く事ですが、これを用意するのはどうしても手間とコストがかかってしまうので、今回はお手軽な方法をご紹介。

・対策1

ヒップの下に低反発or高反発のクッション(できれば分厚いもの)を敷く。
すぐに用意できるのが薄いクッションだったので、2枚重ねて使用しています。
これは最もシンプルかつメジャーな対策で多くの方が採用している方法でもあります。
低反発や高反発を謳っていても、薄いクッションではあまり効果がないので、それなりに分厚いものを用意したほうが無難です。

・対策2

普通のクッションや枕などでいいので、腰の下と太ももの下に挟む。
この方法を紹介するとだいたいの人は目から鱗です( ゚Д゚)ドヤァ
こうすることにより、分厚いものならヒップを浮かし、薄いものでも背中から太もものラインをフラットにする事が出来るので、負荷を大幅に軽減する事が出来ます。
これは特に新しく何かを購入する必要がなく、すでに家にあるものですぐに対策できるのがメリットです。

ただし、いずれの対策も負荷の軽減が目的であり、ゼロにできるわけではありません。
寝かし保管の場合は定期的に凹みが発生していないかをチェックしておくことを推奨します。

【寝かし保管まとめ】
・必要物や準備物が少ない
・地震が来ても大丈夫
・吊りほどではないが素材にやさしい
・凹み対策は必須
・対策したからと言って過信は禁物

ちなみに万が一凹んでしまっても、(特にTPEは)素材の復元性が高いので、圧がかからない状態を維持すれば基本的に復元します。
なので定期的にチェックして、変形し始めていたら(バストのケアをしたうえで)うつ伏せにしたり、一時的に吊り保管にしたりすればちゃんと元に戻ります。
対策はもちろん必要ですが、パウダー等のメンテのタイミングにでもチェックして、早期発見できるようにしておくとなおよしです。



というわけで、一括で紹介したかったですが思ったよりも情報量が多いので、前後編に分けさせていただきました。
保管に関しては、環境とビジュアルが許すなら吊り保管がモアベターなのは間違いありません。
ただ、Piper Dollを長期間吊ってたら頭部の骨格が変形してしまったという報告もあるので、シームレスモデルは吊らない方がいいかもしれない(´・ω・`)
※Piper Dollの頭部骨格は∩型のフレームになっていて、真ん中が空っぽなので吊ると頂点部が引っ張られてしまう。Sanhui Dollのシームレスは不明
ちなみに寝かし保管の場合、箱の中でそのまま放置してたなんて言う場合を除き、凹んだ報告は実際はあまり多くありません。
本文中で書いたように、対策とチェックさえしっかりしておけばお手軽かつ安定した保管方法なので、吊りが難しい人はひとまずこれで保管しましょう。



次回は立ちと座り保管を解説予定!(「゚Д゚)「

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